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活動レポート

視察報告 ①岩手県紫波町「オガールプロジェクト」

[2015-11-15]

 報告が遅くなりましたが、今月初め、市議会公明党では岩手県へ2日間の視察に行ってまいりました。
 会派として地方への視察は4年ぶり。多くの方々と出会い、多くのことを学び、感動の連続で実り多い視察となりました。順次記していきたいと思います。
 
 最初に訪れた紫波町は、盛岡駅から電車で南へ20分。「オガールプロジェクト」は紫波中央駅前の整備事業で、地方創生の先進事例として紹介されており、是非見に行きたい場所でした。オガールとは、フランス語で「駅」を意味するガール(Gare)+紫波の方言で「おがる」(成長する)。駅を出発点として成長していくとの願いが込められているとのこと。
 紫波町のもともとの基盤は農業や林業、それ以外にさしたる産業はなく、財政的にはかなり厳しい状況だったそうです。



 そんな中、新たなまちづくりを願い、平成10年に住民の寄付によって「紫波中央駅」を開業し、駅前に土地を取得。
 しかし開発費用が捻出できず、未利用のまま巨大雪捨て場となっていた10.7haの町有地。ここを町出身のまちづくり専門家による提案でプロジェクトを立ち上げ、公民連携(PPP)基本計画を策定。平成21年には「オガール紫波株式会社」を設立。プロジェクトがスタートしました。
 民間企業や町民の意見をもとに、岩手県フットボールセンターを誘致。メインの建物となる「オガールプラザ」には、町立図書館、情報交流館、子育て支援センターや学童クラブ、産直のマルシェのほか、食堂やレストラン、歯科医院や学習塾などもテナントとして盛り込まれていました。
 また、バレーボール専用コートと宿泊施設からなる「オガールベース」は、合宿地や試合会場として全国から利用があるそうです。
 さらにはPFI手法で役場庁舎も新築(写真下)。施設の電力をまかなうエネルギーステーションや、周辺にはエコタウン(宅地分譲)も整備中です。
 

 中心的な役割を果たす図書館は、先進事例を参考にノウハウを学び、直営ですが正職員は一人だけ。(写真は図書館長と。町職員を退職され館長として残られていますが非常勤です)
 いたるところに椅子や机がおかれ、書架の見やすさや展示のしかた、居心地のいい空間づくりに工夫がありました。
 
 オガールでは、商圏を盛岡や花巻、北上など近隣市を含めた半径30キロに設定。人が暮らす、働く、学ぶ、集う、憩う、楽しむ、ための様々な仕掛けがありました。
 中央にはシンボル的な広場が設けられ、人々が集いイベントなども行なわれます。芝の上に座って過ごしたり、夏はバーべキュー、冬は子どもたちがそり遊びも楽しめます。
 全体を貫くのは、町特産の木材をふんだんに使った統一感のある街並みで、まちづくりは機能のほか、デザインも重要な要素だと実感しました。
 人口3万人の紫波町ですが、オガールには年間50万人以上が訪れるようになったそうです。
 
 町の財政状況も改善。中でも公債費比率は平成19年に23%(県下ワースト1)だったものが、民間資金活用の効果で昨年度は12%まで改善したとのこと。
 紫波町では平成17年頃から、下水道施設や葬祭場などに、まだどこも取り組んでいなかったPFI手法を取り入れ始めていたそうです。新たな発想による提案を「やってみよう」と受け入れた当時の町長の存在も大きかったと伺いました。こんな地方の町でよくぞ、と敬服の思いでした。
 
 わが市のまちづくりにも参考になる取り組みがありました。上の原のまちづくりと比較すれば、民間資金によるまちの整備、賑わいを生み出す出店、はクリアしているとして、足りないものもあると感じました。人が集い交流し、時にはイベントなどもできる、そんな空間をプラスしたい!12月議会には提案したいと意気込んでいます。



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