活動レポート

高崎市へ視察 「胃がんリスク検診」について

[2013-07-31]

 今日は会派5名で高崎市へ視察。
高崎市が先進的に取り組んでいる「胃がんリスク検診」を導入した経緯や経過などについて、保健医療部担当課の職員の方々に説明を受けました。
 胃がんや胃潰瘍、慢性胃炎などの胃疾患を引き起こす主な原因が、胃の中に住みつく「ヘリコバクター・ピロリ菌」であることが、近年の研究によって分かってきました。
日本人の約50%、中でも50歳代以降は70%以上が保菌者と言われています。
 これまで、胃潰瘍などが発症した場合に限り、除菌に保険が適用されていましたが、本年2月から公明党の強い推進で、発症がなくてもピロリ菌陽性と診断された方は、除菌に保険が適用されるようになりました。
 通常行われている胃がん検診は、バリウムによるX線検診ですが、高崎市は平成18年度から医師会が、23年度からは市の事業として、「ピロリ菌」の有無とペプシノゲン検査を血液検査で行い、胃がんにかかりやすいリスクがあるかどうか調べる方法を取り入れています。
 採血だけで、自分の胃にピロリ菌がいるのか、胃がんになるリスクがABCのどの段階なのか知ることができるので、除菌など必要な治療を行なえば、胃疾患を予防できる可能性が高くなります。
 高崎市はこのリスク検査を、40?70歳の節目の方に自己負担1千円で行なっています。
胃がんや胃潰瘍の発症が減っているのかどうかの効果が確認できるのはしばらく先かもしれませんが、このような取り組みが広がれば、全国で毎年12万人が発症し5万人が亡くなっている胃がんの予防が大きく前進するものと期待をもちました。
 市民の健康を守りながら、いずれは医療給付費の削減にも効果・・・。
予算額を精査しながら、我が市でも取り組めないものかと考えています。



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