活動レポート

地域小児医療の充実を目指して②

[2009-05-26]

 前回の掲載から、少し間が空いてしまいました。先月、清瀬小児病院、多摩北部医療センター、小児総合医療センター建設現場の3ヶ所を視察させていただいた続きです。
 清瀬小児病院はもともと小児結核のための療養所として昭和23年にスタート、33年に「清瀬小児病院」と改称し、長年、北多摩地域小児医療の中核的な役割を果たして来ました。
 我が家も、子どもたちの急な発熱で、何度かお世話になっています。
 しかし施設の老朽化に加え、「高度専門医療」を行なう病院でありながら、実際には初期救急の患者が9割を占め、本来、東京都に求められている高度専門医療を、時代のニーズに応えて展開するには限界を帰していました。また、都が多額の財源を投入し運営する病院でありながら、多くの多摩都民にとって利用しやすい場所にあるとは言えなかった、これもまた事実であると思います。
 東京都は、救急医療の3分類のたて分けの考え方に基づき、限られた医療資源・人材を最大限に活用し、高度専門医療の充実を進めるために、都立小児3病院を統合し、府中メディカルキャンバス内に、「小児総合医療センター」として整備することになったものです。
 もちろん当初、多くの地域の声は「反対」でした。東久留米の行政側も、存続に向けて様々な働きかけをしてきたと、野崎市長も先の本会議で述べられておりました。しかし、東京都の確固たる方針は変わりませんでした。それならば、清瀬小児病院統合移転後の北多摩北部保健医療圏(東村山・東久留米・清瀬・小平・西東京)の小児医療の拡充を目指していくという、現実的な観点から、『救急医療の3分類』にもとづき、東京都と各自治体で、統合移転後の地域小児救急体制作りが進んでいます。



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