議会報告

あたたかい中学校給食の提供に向けて

[2023-01-19]

令和4年12月議会、私が所属する総務文教委員会で「中学校全員給食の実施と給食費無償化を求める請願」が審査されました。
紹介議員は、共産党の村山順次郎議員。
各委員から活発な質疑が行われました。

本市の中学校給食 弁当併用スクールランチ方式は、17年前より学校給食法に基づき開始されました。
物理的かつ財政的な制約がある中、提供方式について様々な調査研究、検討を経て、本市において安定的に提供できる方式として採用されたものです。

献立については、市職員の栄養士が作成し、市が安全で衛生的な食材を提供。それに基づいて委託事業者が本市中学校給食のためだけに建てた調理場で調理・盛り付けをします。
事業者のノウハウを活用することにより2種類の献立が可能となっています。地場産野菜等を多用し質のよいものを提供。家庭からの弁当持参も選択肢とできるようにしています。

ご飯は温かいまま提供されますが、おかずは傷みを防ぐためあえて冷やして運ばれます。

もともと給食を想定していなかった中学校の校舎は、小学校のような昇降機や調理室・配膳室等が設置されていません。
小学校給食のような重い食缶を、3階や4階まで安全に運ぶことは難しく、竣工50~60年が経過する校舎に今からそのような設備を後付けすることは、躯体の安全性や財政面からも困難と考えています。

富田市長は、公約でもある現行のスクールランチ方式を基本とした「あたたかい献立の提供」に向け、衛生面、安全面、保温性、調理場及び学校での工程などの面から調査研究を指示されており、すでに具体的な検討が開始されています。私たち公明党もその方針に賛成をするものです。
令和5年3月議会には、提供方式やスケジュール等が示される見通しです。

(写真:昨年、市議会公明党では、本市中学校給食調理を委託している事業者を視察。工場長より様々な取組みをご説明いただきました)



請願項目の1は、「小学校と同じような全員給食の実施」を求めるものでした。
そこで私は、紹介議員の村山順次郎議員に質疑を求め、中学校において小学校と同じ全員給食実現への道筋をどのように考えているのか伺いました。

すると村山議員からは「これといった考えを持っていません」との答え。再度聞き返しましたが、「考えは特にありません」とのこと。本当に驚きました。

村山議員は、紹介議員になるだけでなく「あたたかい全員中学校給食を」というご自身のレポートを発行され西団地方面に配布、多くの方が手にされています。
求めているのは小学校と同じ方式。それには幾多の困難が伴います。
その実現の道筋を考えていないとは。予想外の答えでした。

言っているだけでは実現はできません。
実現可能な道筋を示し、具体的な提案をしなければ、市の現在の方針を覆すことは難しいと思います。
チラシ等を読まれてその実現を期待された市民の声にはどう応えるのでしょうか。
昇降機や調理室、配膳室等の設置が可能と考えるのか、調理体制は現状の調理場を活用するのか、それとも新たに土地を取得し建設しようと考えているのか、また家庭弁当を希望する生徒・保護者の声にはどのように応えるのか等々、様々議論したいと思っていましたが、叶わなかったことは残念です。
 

また村山議員は、請願に添付されたアンケートの一部を読み上げ、教育委員会の受け止めを質問されました。
アンケートの中には「スクールランチの質にがっかり」とか、「味もまずくて残念」などの言葉が見受けられたことから、私も再度村山議員に質問し、総務文教委員会で今年1月に行った給食試食会を例に、ご自身は試食してどのようにお感じになられたかを伺ったところ、「試食した際のスクールランチはおいしくいただいたという記憶でございます」と答えられました。
もちろん質のいいものを提供していることも、その折の栄養士による説明等で村山議員も理解されていることと思います。
(写真:昨年、総務文教委員会で行った中学校給食試食会で。メニューは「ひき肉と根菜のカレー」。デザートまですべて手作りでした)

請願項目2は、給食費の無償化を求めるものでした。
現状では、国や都の支援制度がない中、市が単独で無償化を行うとなれば、毎年4億円(小学校3億円、中学校1億円の試算)の経費が経常的にかかることになります。

一般財源でこれらを賄うためには、現在行っている市の事業から4億円分の事業を削るか、基金取り崩し、もしくは借入等で賄うか、いずれにしても本市の財政状況では大きな負担となります。
低所得世帯への対応としては、教育扶助や就学援助等の支援もあることから、現状では無償化に賛成することは難しいとの意見を述べました。




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