活動レポート

大槌町 「子ども夢ハウスおおつち」に伺って

[2015-11-26]

 視察報告の続きです。
 大槌町で民間の方々により、遊び場をつくって被災した子どもたちを元気づけようという試みが行われていました。
 拠点は、被災を免れた空き家を利用しての「子ども夢ハウスおおつち」。震災で家族を失ったり、遊び場がなくなりストレスを抱えている子どもたちを温かく迎え、見守っています。
 
 山口市の社会福祉法人「夢のみずうみ村」(藤原茂理事長)がボランティアで始められたもの。
 夢のみずうみ村は、高齢者が元気になる介護施設としてNHKなどでも紹介され、私たち公明党も2010年に視察に伺い、その取り組みに感銘を受けました。震災後、被災地に入って活動されていた藤原さんが、家族を失った子どもたちの居場所の必要性を感じられ、全面的な支援に踏み切りました。



 2階建ての古い木造家屋。仕切りを外した畳の部屋は、壁に子どもたちの作品が貼られ、柱にはせいくらべの傷が。昭和の時代の子どものいる家庭の原風景を感じる空間でした。
 「夢のみずうみ村」から派遣された作業療法士の吉山さんが常駐。指導員の横沢さんとともに、子どもたちの居心地のいい居場所づくりに心を砕いておられました。
 補助金などはなく、自己資金と寄付で運営されているそうです。

 
 私たちが伺った日、なんと藤原さんが山口県からいらしており、久方ぶりの再会。同行して下さった佐々木議会事務局長が「ここは友達の家だったんです。小さい頃よく遊びに来ました」とのことで、お話が弾みました。
 藤原さんを囲んでしばし歓談。「学校にいけない子供たちが少なからずいるが、ここには来れるという子どももいる。子どもの心の復興なくして、真の復興はありません。子どもたちに伸び伸びと過ごしてほしい」。



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